新体操の歴史と男子の新体操

新体操は体操競技の一種で、女性の新体操の知名度はかなり高いと思われます。
元々の体操は、鉄棒や床、つり輪などといった力強さと技の美しさを競うイメージが強かっただけに、新体操を初めて見たときには、随分違和感をおぼえました。
新体操はオリンピック競技にもなっており、1984年のロサンゼルス大会が最初です。ロサンゼルス大会は個人競技だけだったのが、1996年のアトランタ大会からは5名で行う団体も加わりました。このように女性の新体操はすっかりと定着していますが、実は男子の新体操も有るのです。
男子の新体操は、日本が発祥の地で、戦後から行なわれているという古い歴史があります。国体やインターハイ、インターカレッジ、全日本選手権など、国内でしか大会は行われていませんでした。
2003年に初の国際大会が開かれましたが、参加国は日本、マレーシア、韓国、カナダでした。その後、アメリカやロシアなどが参加するようになりましたが、国際化はこれからというところです。

女性の新体操について

女性の新体操の場合は、床運動に色々な器具を使った演技を音楽に合わせて行い、その芸術性の高さを競う、採点競技です。
競技種目としては、ボール、クラブ(こん棒)、リボン、フープ(輪)、ロープの5種目からなり、個人演技と団体演技があります。
普通の体操と違って、アクロバッティックで力強い演技や難易度の高い技でポイントを稼ぐ種目とは違い、女性の柔軟ある肉体の華麗な美しさを表現する点にポイントをおいた競技と言えます。
また、競技者はフィギュアースケートのように、デザインの凝った衣装や奇抜なメーキャップを施し、非常にエキシビション性の強い競技であるとも言えます。そのためプロポ―ションを維持するために、時には競技者はダイエットを強いられる事もあり、一般の運動競技とは異なる側面を持っています。
それだけ観客へのアピールが重要視されている競技だけに、女性の新体操人気はとても高く、ファンも大勢います。

現在の日本の新体操事情

女子でも男子でも団体戦があり、女子は5人、男子は6人1チームを組んで演技を行い、ソロと違って迫力を感じます。
欧米の選手に比べてプロポーション的に不利な日本としては、団体戦では上位を狙うことも不可能ではありません。
2007年12月に福岡で行なわれた新体操国際大会inFUKUOKAでも、日本は団体戦で善戦し、ロープで4位、フープで3位、総合で4位になりました。この結果は、前回の新体操の北京五輪テスト大会で決勝進出を逃した結果を考えると、かなりの進歩と言えるでしょう。
現在の日本の女子の新体操の実力は、国際的に見るとまだBクラス程度の実力しかありません。
世代交代の時期も重なって、北京オリンピックでは、あまり期待出来ないのが現状ですが、女子のフィギュアスケートやシンクロナイズドスイミングを見習い、長期的な視野にたった選手育成に努めてもらいたいものです。実力ある日本選手が現れれば、新体操人気も今以上に盛り上がっていくことでしょう。
フィギュアスケートの浅田真央選手やゴルフの石川遼選手、テニスの錦織圭選手のような実力ある若い人の出現を期待したいものです。

Copyright © 2007 男子新体操と日本の女子新体操の現状